Q1 新商品発売を考えています。GS1表記で注意することはありますか?
A1
平成28年8月30日医政経発0830第1号
「医療用医薬品へのバーコード表示の実施要項」の一部改正について
引用:厚生労働省ホームページ
https://www.pmda.go.jp/files/000213962.pdf
下記バーコードを推奨されています。
引用:GS1 Japan (一般財団法人 流通システム開発センター)
https://www.gs1jp.org/standard/healthcare/tenbunnavi/
また、形が似ているのですが、種類の違うバーコードも現存しています。
見た目ではわかりにくいので、初めてバーコードを表示する場合、確認も含め検証機でバーコードの種類が正しいことの確認を推奨しております。
GS1データーバーは7種類ありますので、お気をつけください。
参考までにリミテッドではない使用できないコード(5種類)例をあげます。
見た目では区別がつきません。お気をつけください。
引用:GS1 Japan (一般財団法人 流通システム開発センター)
https://www.gs1jp.org/standard/barcode/gs1-databar.html
GS1データバー標準型 (オムニディレクショナル)
GS1データバー拡張型(エクスパンデッド)
GS1データバーカット型(トランケート)
GS1データバー標準二層型(スタック・オムニディレクショナル)
GS1データバー拡張多層型 (エクスパンデッド・スタック)
そして、バーコードは、黒いバーと白いバーで形成されています。
バーコードから見て、黒と白のバーの同士の距離を安定させる事がとても大切です。
球面や波打ちし易い品物の上にバーコードを書く場合、読み取りへの影響の有無を確認する必要があります。
平面でないところにバーコードを印字する場合、GS1 General Specifications Release 22.0により、R30度(±15度)と規定されています。
リーダーが読む環境では、実態として姿勢のばらつきや印刷、包材のばらつきも考慮した適切な印字を推奨します。
A2
どちらも同じ番号を、GS1-128と、code128で書いてみました。
見た目では何もわかりません。新商品等でバーコードを初めて表示する場合、確認の意味を含めて検証機、もしくは可読可能なバーコード種類の設定ができるバーコードリーダーでバーコードの種類が正しいことの確認を推奨しております。
GS1-128
GS1-128 読み取り結果:012498727407227117160100302010EC30
識別子は目視で確認し易いようにカッコ等で囲みますが、バーコードデータにはカッコ等の文字はデータとして挿入されません。
Code-128
Code128 読み取り結果:(01)24987123456789(30)100(17)250505(10)TEST
Code128 の場合は、識別子の概念がなく、単純文字列として(括弧も文字:記号)として読取り結果として表示される。
検証結果例:GS1-128
検証結果例:code128
*FNC1(ファンクション1)は、AI をGS1 標準シンボルに表現する際に重要な役割を果たす制御記号です。目視文字には表さないため、通常はユーザーに認識されない部分ですが、GS1 標準シンボルを正しく表現し、正確なデータをシステムに取り込むために不可欠の機能です。
詳細につきましては、GS1 Japan (一般財団法人 流通システム開発センター)様 GS1アプリケーション識別子(AI)リストをご参照ください。